地域活性化の最前線③ ~地元からつくる安平町の未来~

 前回まではプログラムの概要、アクティビティについてご紹介しました。今回は最終回 地域住民と参加者の交流会や、ワークショップに関するご紹介します。

地域活性化を加速するために

 誰もが自分の地域が良くなること、元気になることを望んでいるが、顕著な結果が出ることは稀であり、どの地域も常に問題に抱えている。
 上手くいかない理由は状況により様々であるが、その一つに情報不足が挙げられる。
また情報不足の原因として、地域コミュニティでの閉鎖感、ITリテラシー不足などがあげられる。

 今回は地域コミュニティでは得られない情報、発想(これは都市部参加者側からも言える)を得る為、互いに想いをもって安平町の将来を語り合うことでより深い関係人口となっていただく為、交流会、ワークショップをプログラムに設けました。

交流会①町の特産を味わうBBQ

地域の方々に提供戴いた品の数々

 1日目の夜は町内参加者を交えたBBQを実施しました。町内の野菜や肉牛、燻製商品がテーブルに並び、生産者やハンターの方々も交えて生産者の現状や課題、互いの事業について語り合いました。

総勢30名近くお集まりいただきました。

交流会②地域起業家がもてなす夜

 2日目の夜は安平町起業家カレッジ~Fanfare~の2期生 坪松さんが営んでいるビールバー Northen BREWで交流会を行いました。前日に続き、多くの町内の方々にお越しいただきました。今回は町長はじめ行政の方々や前日の燻製商品を提供戴いた社長もお越しいただき昨日にも勝る勢いで盛り上がりました。1日目は地元食材、2日目は地元事業者と異なるコンセプトでの交流会となりました。

盛り上がっている店内

ディスカッション:安平町の未来を考える

 プログラムの最後はANA総研のファシリテーションによるディスカッションとなりました。プログラムに参加した首都圏からの参加者だけでなく、交流会など参加いただいた町内の参加者を交えて安平町の魅力、課題、今後の展開について議論を行いました。

中間発表の様子

 ディスカッションのなかでは簡単なアイスブレイクをした後、デザイン思考を用いたバリューグラフ、ステークホルダーの洗い出しなどを行いました。当初3時間の予定でしたが、大幅に延長するほど熱気のこもった時間となりました。もちろん今回の議論がすぐに解決策に結び付くことは難しいかもしれません(理想ではありますが…)。しかし、議論の手法を身に着け、同様の議論を繰り返していくこと、今回の関係性を継続して情報交換をしていくことで地域の魅力の発信や課題解決に繋がっていくと信じております。

バリューグラフの一例

 今回の「アグリ・スマートシティ実証実験」では行政、企業、地域団体が連携することで実現をしました。このような仕組みは各地域に合わせながらアレンジをすることで、実現が可能だと思います。私たちもやってみたいという方はぜひ、ご連絡お待ちしております!
 また今後も同様の取り組みの情報発信をしていきたいと思います。乞うご期待!!